1.3DCADでCOR形状を造り込む
STLデータから作ったCOR形状(板厚データ)をCADデータに置き換えます。

半身のSTLデータをオートサーフェス化して、CADデータにしました。
先に作った意匠データに重ねます。

意匠データと重ね、板厚の面も追加しました。
取りあえずルアーを左右に割って、3Dプリンタ等でテストプリントができる状態にはなりました。
2.内部構造のデザイン(設計)作業
ここまでできれば、後は通常の設計作業ですね。
ここでやったのは、強度的にもう少し板厚が欲しいと思いましたので、部分的に板厚を1mm→1.5mmに変更しました。左右の合わせ付近の板厚をアップして、ボディのサイドは薄くなるように設定しました。
その後、ウェイトやエイトカンの設定、リップ構造、左右組立てインロー形状、補強リブの設定等の諸々を何度か試作を作りながら進めていきます。

ボディのベースの形状が、STLデータから作ると「一手間」掛かりますが、その分ハンドメイドで細かく、拘ったボディ形状が、CADデータとして再現することが可能になります。
CADデータであれば、また再製作したり、類似バージョン品を作ったりと可能性は広がると思います。